Top > 卵子凍結保存
今の卵子を未来の我が子につなげたい。
ライフスタイルに合った妊娠プランは、
働く女性にとって身近なものとなっています。
今の卵子を凍結し、
未来の自然妊娠に備えるという
選択肢があります。
2023年6月11日(日)15時半から説明会を開催します。
下のボタンをクリックしてご応募ください。
卵子凍結保存説明会 クリニック開催
2023年6月11日(日)15時半〜
卵子凍結保存説明会 YouTube Live
2023年6月11日(日)15時半〜
「未来に妊娠を考えておられるあなたへ。未来のために、今できること」
将来に備えて、未婚女性が予防的に卵子を凍結保存しておく技術が広がっています。社会的に女性の活躍が求められるようになる一方で、結婚・出産時期における高齢化が進み、出生率の低下が大きな課題となっています。そこで医学的適応ではなく健康な方でも推奨年齢の範囲で卵子を凍結することが可能となりました。
※医学的適応とは
癌治療として投与された抗癌剤は卵巣にダメージを与えてしまいます。その前に卵子を取り出し凍結保存しておいて、癌が完治して妊娠を望むときに、凍結保存しておいた卵子を融解します。未受精卵子の凍結保存はこのような「医学的適応」のもつ意義から以前より行われてきました。
女性は加齢により妊孕性(妊娠する力)が低下することが報告されています。その原因の一つに卵子の質の低下が考えられています。そこで若いうちに卵子を凍結保存しておいて、その後パートナーが見つかってから保存しておいた卵子を使うことで質の低下を補うことを可能にする技術なのです。
卵子の質の低下を引き起こす要因には、第一に染色体異常があげられます。これは初期流産率の上昇につながります。この染色体異常の頻度は20歳の妊婦では1/526、40歳では1/66と約8倍に上昇することが報告されています。ちなみに母体の高齢化にともなってダウン症の発症頻度が上昇することはよく知られています。ダウン症の原因は染色体異常です。単胎妊娠の場合、20歳で児がダウン症となるリスク1/1,700、40歳での発症リスクはおよそ1/100、という報告があります。
参考:一般社団法人日本生殖医学会、女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか? / 女性の加齢は流産にどんな影響を与えるのですか? / 加齢に伴う卵子の質の低下はどのような影響があるのですか?
参考:杏林医会誌 47巻1号77~79 2016/3, 高齢妊娠に伴う諸事情
海外の論文では、凍結した卵子の融解後の生存率は90~97%、受精率71~79%、着床率17~40%、胚移植あたりの妊娠率36~55%、融解卵子1個あたりの妊娠率4.5~12%でした。1個の卵子が妊娠して出産する確率は低く(5%程度)より多くの卵子(20個以上)を凍結保存しておくことを強くお勧めします。
参考: Fertility Steril 2013; 99: 37-43, Mature oocyte cryopreservation: a guideline
日本生殖医学会のガイドラインでは、卵子を採取する時の年齢に関して40歳以上は推奨されない、凍結保存した卵子の使用年齢に関して45歳以上は推奨されないと記載されています。これをもとに当院では以下のように設定しております。
参考:一般社団法人日本生殖医学会、社会的適応による未受精卵子あるいは卵巣組織の凍結・保存のガイドライン
未婚女性から採卵した卵子を受精させずに凍結保存し、その後、結婚した後でその卵子を融かして人工的に受精させ、妊娠を試みます。一連の流れは以下の通りです。
①採卵 → ②凍結保存 → ③パートナー確定 → ④融解 → ⑤受精 → ⑥培養 → ⑦移植 → ⑧妊娠
未受精卵子凍結は卵巣から採取した卵子をそのまま凍結保存します。一方、不妊治療で一般的に行われている受精卵凍結は精子と受精させ、正常に細胞分裂が行われた受精卵の段階で凍結保存します。受精できるレベルの質なのか、そして、ある程度のサイズまで成長できるのかというハードルをクリアした段階で凍結していることと、受精卵の生存力(生存率)は未受精の卵子と比べて高い為、保存期間にかかわらず胚へのダメージがなく、ほぼ全例、生存させることが可能となっています。
採卵準備料金:料金表をご覧ください
採卵:100,000円
凍結:10,000円/個(※10個以上は一律100,000円)
凍結保存:5,000円/個(※10個以上は一律50,000円)
凍結保存した卵子を使用できる期限は満45歳の誕生日をむかえる月の末日まで。(採取できる年齢の制限は満40歳の誕生日まで。)
お住いの自治体によっては助成金の対象となります。お住まいの都道府県及び市区町村にお問い合わせください。(都道府県の指定医療機関で妊孕性温存療法を受ける必要があるほか、治療内容、年齢などに制限があります)1回あたりの助成上限額は、卵子採取・凍結で20万円、精子採取・凍結では2.5万円などとなっています。
クリニックにご相談ください。
当院では、卵子凍結保存に関する個別カウンセリング(無料)も随時開催しております。
卵子保存に興味がある方から、具体的なプランをお持ちの方まで卵子保存に関する疑問や不安のある方は一度ご相談ください。
オンラインカウンセリング クリニック(ご来院)カウンセリング
オンラインカウンセリングは毎日午後~夜間実施しています。予約から相談までインターネットを通して行えるので、ご自宅などで手軽に実施できます。
クリニックカウンセリングは、土日祝日の午後にご来院いただく形式での開催です。クリニックカウンセリングでは、ご希望の方にAMH検査も行っています。検査料は1,000円です。
※AMH検査:AMHは卵子がどのくらい残っているのか予測する検査の一つです。AMHが低い場合(非常にまれなケースではありますが、早期閉経と言って若くして卵子がなくなってしまうこともあります)卵子を凍結保存しておくことは予防策として非常に有効だと考えています。
(AMHは「アンチミューラリアンホルモン」の略。日本語では抗ミュラー管ホルモン)
〒103-6008 東京都中央区日本橋二丁目7番1号 東京日本橋タワー8階
TEL:03-6262-5757
【最寄り駅】
日本橋駅:東京メトロ銀座線、東西線、都営浅草線(B6出入口直結)
東京駅:JR線、東京メトロ丸ノ内線(日本橋口・八重洲北口徒歩10分)
【初診・再診受付】
火/水/木/金:8:00~12:00 15:00~18:00
月/土/日/祝:8:00~12:00
年中無休です。患者様の月経周期にあわせた治療が、いつでもできる体制をとっています。